乳ガンのリスクを下げるライフスタイル

グラフは 日本乳癌学会 乳癌診療ガイドライン より転載

国立がん研究センターの最新がん統計(2014年データに基づく)によれば、日本人女性が生涯で乳ガンに罹患する確率は9%(11人に1人)、生涯で乳ガンにより死亡する確率は2%(67人に1人)です。

また、トップのグラフが示すように、日本人女性の乳ガン罹患率は年を追って増加しています。(1975年から2010年の35年間で約4倍、しかも増加率が年を追う毎に高くなっています。)

機能性医学(Functional Medicine)を実践している著名な医師であり、ベストセラーとなっている著書も数多い Dr. Mark Hyman が、そのメールマガジンで、乳ガンのリスクを下げるライフスタイルについて2回にわたり(パート1とパート2)紹介しています。原題は Nutrition for Breast Cancer Awareness[直訳すると「乳ガンを意識した栄養学」]ですが、内容はライフスタイル全般にわたっています。

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アルツハイマー病と眠れない脳:睡眠が記憶と認知にいかに影響するか[2/2]

Dr. Michael Breusのインタビュー「アルツハイマー病と眠れない脳:睡眠が記憶と認知にいかに影響するか(Alzheimer’s & The Wakeful Brain: How Sleep Affects Memory & Cognition)」の内容紹介の後編です。
前編はこちら

Dr. Michael Breusは、米国でスリープ・ドクター(Sleep Doctor)と呼ばれている著名な臨床心理学者(Clinical Psychologist)。著書も多いのですが、邦訳はされていません。
Dr. BreusのWEBサイトはこちら

2回目の本稿では、サーカディアンリズムを適切に維持することの重要性と、それを乱さないで正しく維持することに関わる諸々の事柄の紹介です。また背景となっている、睡眠を促すツー・プロセスモデルや、睡眠と覚醒の切り替えのメカニズムなどについての解説を加えました。

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アルツハイマー病と眠れない脳:睡眠が記憶と認知にいかに影響するか[1/2]

「アルツハイマー病は大部分が予防できる(for the most part preventable)」という強力なメッセージをこめて米国で公開されたドキュメンタリーシリーズ「アルツハイマー病からの目覚め(awakening from alzheimer’s)」の中から、Dr. Michael Breusのインタビュー「アルツハイマー病と眠れない脳:睡眠が記憶と認知にいかに影響するか
(Alzheimer’s & The Wakeful Brain: How Sleep Affects Memory & Cognition)」の情報を要約的にご紹介します。
awakening from alzheimer’sのWEBサイトはこちら

Dr. Michael Breusは、米国でスリープ・ドクター(Sleep Doctor)と呼ばれている著名な臨床心理学者(Clinical Psychologist)。著書も多いのですが、邦訳はされていません。
Dr. Michael BreusのWEBサイトはこちら

今回は内容が多岐にわたり、かなり長大となりますので、2回に分けて掲載いたします。第1回めの本稿は、一晩の睡眠のパターン、睡眠不足によって何が起きるか、睡眠時無呼吸、よい睡眠を得る方法などについてです。

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