「アルツハイマー病は大部分が予防できる(for the most part preventable)」という強力なメッセージをこめて米国で公開されたドキュメンタリーシリーズ「アルツハイマー病からの目覚め(awakening from alzheimer’s)」の中から、Dr. Dale Bredesenのインタビュー「われらの時代にアルツハイマー病は終わる(The End of Alzheimer’s in Our Time)」の情報を要約的にご紹介します。
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Dr. Dale Bredesenは、アルツハイマー病を克服するという分野での世界的なリーダーで、最近出版した「アルツハイマー病 真実と終焉」(白澤卓二監修、山口茜翻訳、ソシムより出版、原題 The End of Alzheimer’s)はベストセラーとなっています。
(トップの画像はこの著書から引用)
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Dr. Bredesenによれば
我々は現在、アルツハイマー病が治療可能(treatable)であるという時代の文字通りの幕開けを目にしている。
我々は、この病気に伴う認知低下(cognitive decline)を回復に向かわせつつある(reversing)。最初の例は1年半少し前、10のケースについてであった。現在は100人以上の患者が治療プログラムを受けており、劇的かつ前例のない改善 (dramatic and unprecedented improvements)を目の当たりにしている。
例えば、
・MRIで観察した海馬体積(hippocampal volume on MRI)の改善
・定量的な神経細胞検査(quantitative neurocyte testing)の改善
・仕事への復帰
・出来なかった作業が出来るようになる
・配偶者や子供達との交流
・記憶が戻る
など。
詳しい治療事例は前掲著書を見ていただくことにして、本記事では、Dr. Bredsenが提唱するアルツハイマー病の根本原因と治療プログラムがどのようなものか、また予防にも役立つと思われる食事法について記述いたします。